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11月13日(土) またまたANAの超割を利用して週末は石垣島に出かけました。rev.a
ホテルもレンタカーも含めてすべてバーゲン価格です。
今回の目的の花は八重山地方の山野を美しく飾るサキシマフヨウ、大型で香りの良い八重山地方を代表する晩秋の花です。

<サキシマフヨウ>

かつては石垣島はこの樹木で覆われていたようですが、里山の開発により多くの自然とともに消滅しようとしています。これは大変厳しい状況と思っています。もちろんそのような危機に晒されているのはサキシマフヨウだけではなく、河川のマングローブ林やかつては「安全地帯」と思われていた神聖な「拝所」、「御嶽」なども無理やり整備されようとしています。

<サキシマフヨウ>

石垣島は特に観光資源としての「自然」を抱えながら、その観光客の誘致のために、より大型の空港建設やホテル建設で特に「里山」を切り崩して開発する傾向があるのです。素晴らしい現状の自然をいつまで保存できるのでしょうか、私たちの子や孫の世代にどれだけ残してやれるのでしょうか。
一時(いっとき)の杞憂に過ぎなければいいのですが・・・。

<コウトウシラン>

サキシマフヨウは海岸近くの里山、特に道路沿いには嬉しいほどたくさん咲いていました。これから12月にかけてたくさん咲くことでしょう。夏にバンナ公園などで咲いているのを見てサキシマフヨウと勘違いされた方もあると思いますが、そこには本来自生しないフヨウが植栽されています。サキシマフヨウは11月から12月に咲く花で、うすいピンクから白の大型ハイビスカスと思えばいいでしょう。両者が同時に咲くことは無さそうです。

空港に着くとすぐに手配したレンタカーで目的地に向かいます。
沿岸部、や山野の道路に沿ってサキシマフヨウは見事に咲いていました。あるものはひざの高さであるものは見上げるほどの大木に、南国の青空に白い花は冴え渡ります。
咲き始めなのでしょう、まだまだ多くのつぼみが順番を待っています。群生している場所では一帯を白く染めてそよ吹く風に優雅に揺れていました。

さて、ジャングルの中に入ってみましょう。
石垣島のQJYポイントは普通の感覚ではハブに遭遇しそうな危険地帯です。もっともそう簡単には出会うことは無いのですが。
草むらを一歩進むと踏み込んだつるの先端がガサっと揺れて、びくっとするのですが、それでも慣れてくるとまったく気にならなくなります。それが危ないんでしょうね。

<ナガバイナモリ>
<ナガバイナモリ>
滑りそうな流れの岩場を進むと、白く小さな花が群れていました。サツマイナモリです、しかも葉の長さが一枚一枚やけに長いのです。このあたりのものはナガバイナモリと呼ばれているサツマイナモリの一変種で、花もそう言えばやや大きい感じがします。本土では早春の花ですが、亜熱帯の八重山地方では今から咲くのですね。
周囲にはユウコクランの葉があります。

<アリモリソウ>

白い花に慣れてくると、中にアリモリソウが隠れているのに気が付かないこともあります。良く見ると下に向いたかわいい白い花が一輪か二輪ずつ咲いているのです。ひとつ花が終わると次のつぼみが開花するのでしょう、息の長い花です。花は終わっていましたがリュウキュウイナモリも独特の実をつけていました。

<ジャングルの中>

下ばかり見て歩いていると帰りの道を間違えることがありますから、慣れている道とは言え、時々立ち止まって自分の位置を再確認する必要もあります。もっとも周囲を見渡すといつも同じような景色ですが。

<カゴメラン>

春に見つけておいたちょっと珍しいランの葉がある場所に来ました。カゴメランです。カゴメとは葉の表面に網目模様の白い模様が入っていることによります。時期的に今ごろ咲いていることをいろいろな資料で調べておきました。春から周辺のシダが大きくなっているためなかなか見つかりません。
そして見つかると何箇所も咲いているのが分かるから不思議です。カゴメランはまさに満開状態でした。背丈もせいぜい20センチ程度で無謀に歩いていると踏みつけそうな場所です。ちなみに写真を確認すると、春に確認したものとまったく同じ個体が花をつけているのが分かりました。

花の終わったバイケイラン、ツルランの大きな葉が見つかります。
山道に落ちている白い花びらはオガタマノキのようです。今ごろ頭上で咲いているのでしょうね、八重山地方のオガタマノキはタイワンオガタマと言います。ジャングルの山道から頭上に咲く花を探すのは至難の技です。春にはセイシカの花が落ちていたことがあります。

<マルバルリミノキ>

何度も沢を渡り、リュウキュウイノシシの荒らした跡も見ました。青い実をつけたタイワンルリミノキやリュウキュウルリミノキ、赤い実はセンリョウです。
おやまた珍しいランがありました、テツオサギソウです。ちょっとケバケバしい花びらをつけた野生ランで長細い葉からナガバサギソウとも呼ばれます。

<テツオサギソウ>

大きな虫こぶをつけているのはイスノキ、いつも見ているカクレミノ、日本最大のドングリをたくさん落としているのはオキナワウラジロガシです。

<センリョウ>

金緑色に輝くハムシの群れや蝶のリュウキュウアサギマダラやオオゴマダラもたくさん飛び交っていますよ。足元ばかり気になって樹木の着生ランまで注意を向けることができません。植物の宝庫ですから、もっと時間をかけて歩きたいものです。
<2004・のぞみは、かなう>


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